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大唐西域記〈1〉 (東洋文庫)

大唐西域記〈1〉 (東洋文庫)

大唐西域記』と言えば、マルコ・ポーロの『東方見聞録』、天台宗の僧・円仁の『入唐求法巡礼行記』と並ぶ、世界三大旅行記のひとつであることは誰でも知っているでしょう。
唐の玄奘が、天竺にお経を取りに旅する話で、かの有名な『西遊記』の元ネタになった書物です。
何か、無性に読みたくなってしまいました。


と言うのも、どうも今日から『西遊記』のテレビドラマが始まるようで、新聞に大きく広告がうってありました。それを見たところ、『大唐西域記』一度読んでみようかなどと思い至ったのです。


テレビドラマ版『西遊記』と言えば、矢張り夏目雅子玄奘を演じた作品がダントツでした。
その他のキャストも、孫悟空=堺正章猪八戒=西田敏行沙悟浄=岸部シローとこれ以上ないと言っても過言ではない程のはまり役。
今日現在に置いて、まだDVDの発売はされていないようですので、是非ともこの機会に、『西遊記』『西遊記Ⅱ』共にDVD−BOXをリリースしてもらいたいものです。出れば絶対に購入します。


ところで、今回のドラマ、現在の技術を持ってしても、当時の作品以上のクオリティが出るか疑問に感じます。
当時十億円の制作費をかけ、円谷プロの特撮技術により撮影された作品に比べると、制作に入れる力のかけ方が今ひとつのような気がします。


配役もかなり不満が有ります。
香取慎吾孫悟空はまあいいでしょう。彼のキャラクタならば、花果山の暴れ猿を演じても、充分栄えるでしょう。
玄奘深津絵里沙悟浄内村光良は正直微妙だと思います。矢張り、夏目雅子版に比べると、どうしても弱く感じてしまいます。
そして、猪八戒役の伊藤淳史、これは不可です。
私の主観では、偉大なる西田敏行演じる天蓬元帥の後を継げるのは、ダチョウ倶楽部上島竜兵しかいないでしょう。
これが俺の芸風だ!!―上島竜兵伝記&写真集
上島竜兵猪八戒を演じれば、私も宗旨替えをして、テレビを見ていましたが、伊藤淳史が豚では見ることはないでしょう。
と言うか、前々から思っていましたが、上島竜兵がブタで『西遊記』を放映するのならば、他のキャストが誰であろうが絶対に見ます。
いっそ今度、ダチョウ倶楽部の三人を孫悟空猪八戒沙悟浄にキャスティングした『西遊記』制作してくれませんかね?
そうすれば見ますけど。