雑記

白夜行 (集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫)

直木賞を獲得したため、書店では東野圭吾の作品が平積みになっています。
ここしばらく東野作品を読んでいないので、購入してみようかと思い、見ていると、『白夜行』がテレビドラマ化しているようで、受賞作『容疑者Xの献身』と並んで大量に積んでありました。
そこで、ドラマになるくらいだから少なくとも外れではないだろうから試しに一つ読んでみようかと思ったところ、表紙が(見ていないので分かりませんが、多分)ドラマ主演の二人になっています。
小説が映画化、テレビドラマ化した時に、文庫本の表紙を主演者の写真に差し替えることは良くあります。映画やテレビドラマを見て面白いと思った人が、原作を読もうとする気持ちは分かります。その際、出版社側が、その原作を視聴者に見分けやすいように、出演者の写真を使うという販売戦略も理解できます。
しかし、個人的な嗜好の問題だとは思いますが、乃公は人物の写真が表紙の書籍は好きではありません。多分、乃公以外にもそう考える人は居るのではないでしょうか?
出演者の写真を起用するという遣り方は理解できますが、店頭に並ぶ書籍すべてを差し替える必要はあるのでしょうか?
個人経営の書店なら分かるのですが、キャンペーン中の書籍を百冊単位で積んでいる大型の書店では、必ずしもそうする必要はないのと思いますが。
上の画像のような表紙のものでしたら、乃公は購入していました。しかし、写真が表紙のものしか無かったので、今回は買い控えました。書店は、少なくとも一人は客を逃していますね。
出来ることならば、写真版の表紙のものと、イラスト版の表紙のものと両方並べていただきたいのですが、流通などのシステム上出来ないのでしょうか?