本日購入の書籍

『ノルマルク戦記』シリーズのお色直し第三弾。
知らない間に新刊が出ていました。どうやら、私が富士に閉じ込められている間に刊行されていた模様です。
文庫の最新刊のコーナーに無かったので、この二日間気が付きませんでした。


内容は、田中芳樹の『アルスラーン戦記』と『平家物語』を足してn*1で割った感じです。
アルスラーンみたいな感じの主人公が、源平合戦源義経)の戦術を駆使して戦っていくと言ったほうが良いでしょうか。


本文の版組は非常に素晴らしいですね。ノベルスやハードカバーの本なら兎も角、文庫本、しかもライトノベルのレーベルで、本文が上下二段組の構成になっているのははじめて見ました。恐らく、(ライトノベルレーベルに限って言えば、絶対に)文庫本で上下二段の版組の物はこれだけでしょう。
私の個人的な嗜好の話になってしまいますが、書籍は、紙面に文字が多く印刷されていればされている程、得した様な気がします。
少ない紙面に、沢山情報が載っている方が、紙資源を無駄にしないですみましすし、一石二鳥ですね。
こういった、他の書籍でやっていないことに挑戦しているのは、私としては非常に好感が持てます。
是非、他の文庫本でもこれを見習って貰いたい物です。


しかし、赤城毅作品が出る度に言っている「本当のあとがき」ですが、今回もありませんでした。
無いであろうことは予測していましたが、矢張り無いと物足りません。

*1:まだ完結していませんので、この不定数にどんな数字が入るかはまだ判りません。