本日購入の書籍
- 作者: 筒井康隆,貞本義行
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/05/25
- メディア: 文庫
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私は、原田知世主演の映画も、原作小説も未だ見ていませんでしたので、この機会に読んで見ようかと手に取りました。
しかし、何故今になってこの話が再度浮上したのでしょうか?
- 作者: 岡本綺堂
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/05/11
- メディア: 文庫
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今日、書店に行ったら、偶々置いてあったのを見かけてつい購入してしまいました。
帯文に、
綺堂の描く怪談の世界は、
時代を超えて、
怖い!
とありますが、私はそれ程怖いとは思いません。
私にとって、怪談は怖いというより、怪しい話、読後据わりの悪い感じがするといった作品のことだと思っています。因果関係がはっきりせず、不条理なまま終わるのが怪談なのではないのかと。
因みに、ホラーと怪談を一緒くたにする方が多いですけれど、私はこの二つは別物だと思っています。
怪談が心理的な怖さを描いたものだとすれば、ホラーはビジュアル的な怖さを描いたものだと思います。
怪談は、その作品の舞台と共有する文化、経験がなければその主題が読み解けないのに対して、ホラーは謂わば吃驚箱的な驚かし方でしかないと思っています。
どちらの方が勝れているというのではなく、表現の様式の違いでしかないのではないかと思いますが。
- 作者: 湯本豪一
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2006/05/01
- メディア: 単行本
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収録作品は、
化物づくし・湯本A本
化物づくし・湯本B本
化物づくし・湯本C本
芝蘭斎洞秀画 妖怪退治絵巻
神農化物退治絵巻
『化物づくし・湯本A本』は、発見当時全国ニュースにもなった有名な巻物です。
個人的には、石燕の『画百鬼夜行絵巻』が載っているだけでも買う価値はあると思います。
ボストンの美術館に展示してある、石燕の肉筆画を掲載してあるのですが、『画百鬼夜行』に収録されている妖怪が、なんとカラーになった優れものです。
生憎と、『画百鬼夜行』の妖怪全てが居るわけではありませんが、姑獲鳥、犬神、元興寺といった妖怪が”石燕直筆”*1のカラーイラストで拝めるまたとない機会です。
*1:本に収録されていますので、厳密には違いますが。