雑記

画像は、昨日話題に上った丸山応挙の幽霊画です。
頭部は幽かにぼやけている程度で、はっきりと顔の形が分かりますが、下に行くに従って体が霞んで行きます。
今では当たり前の表現方法ですが、当時では画期的な発明だったそうです。


十八世紀の人物ですが、今尚語り継がれている「足の無い幽霊」という(と言うよりも、日本人の幽霊感は「幽霊」=「足が無い」と言うのが常識になっています。足がある幽霊の発想をする人の方が稀でしょう)、文化に影響を与えた事を考えると、非常に凄い発想力を持った人なのだと感じます。