本日購入の書籍

今日は久し振りに池袋のジュンク堂に言って来ました。
書痴にとっての聖地の一つ、日本有数の大規模書店ですから、行ったら最後何も買わずに帰る事などあろう筈もありません。
当然の事ながら、買い込んでしまいました。
それでも、この頃自制心というものを学んだのか、あまり大量には買い込みませんでした。
ジュンク堂で五桁未満の買い物はもしかして初めてかもしれません。


陰日向に咲く

陰日向に咲く

劇団ひとりの『陰日向に咲く』を買ってみました。
発売当初は、芸能人の書いた小説なので大したことは無いと思っていたのですが、結構評判が良く、どうも芸人が書いたから話題になっているだけでは無い様子なので、ここは一つ読んでみる事にしました。
芸能人が本を書くと大抵詰まらない物になってしまうようなイメージがありますが、大槻ケンヂが必ずしもそうではないことをすでに実証しています。
劇団ひとりも、大槻ケンヂ同様に面白いものを書いていると良いのですが、はてさてどうでしょうか?


ももんがあ対見越入道――江戸の化物たち

ももんがあ対見越入道――江戸の化物たち

アダム・カバット先生の新刊が出ていました。
この本でも、アダム・カバットお得意の妖怪を扱った絵草子を解説しています。
妖怪というと、恐ろしかったり、おどろおどろしいといったイメージがあるかと思いますが、本書に収録されているものは、そういったものだけでなく風刺や諧謔などをふんだんに取り入れたコミカルなものが多々あります。
江戸期の文化・風俗なども垣間見えたりして、読み物としても非常に興味深い内容になっています。


水木しげるの代表作のひとつ『河童の三平』の貸本版。所謂「完全版」仕様になっています。
貸本時代のイラストがカラーで収録されているのは大きいですね。
しかし、私の好きな「*1が出ていないのが残念です。
私の好きなサンデー版も完全版で出して欲しいものです。



他にも、井上円了の『妖怪学全集』が全巻揃っていたので購入しようかとも思ったのですが、金銭的な理由と、持って帰れるような重量では無いので断念しました。
流石に八千円程する物を六冊も大人買いする持ち合わせはありませんでした。

*1:サンデー版『河童の三平』にのみのキャラクタ。重要な登場人物ながら名前を貰えず、最後まで「鳥」と呼ばれていました。個人的には、いまわの際の「グッバイ」は、水木作品屈指の名場面だと思っています。