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青鱗館の恐怖  帝都探偵物語 (カッパ・ノベルス)

青鱗館の恐怖 帝都探偵物語 (カッパ・ノベルス)

赤城毅の『帝都探偵物語』の久々の新作『青鱗館の恐怖』です。
前作『私が愛した木乃伊』から、実に三年振りの刊行になります。


さて、今回の『帝都探偵物語』は、何と久々に


「あとがき」が載ってます!
しかも、『時の剣 隻眼の狼王』の様な真っ当なあとがきではなく、中央公論社時代の「本当のあとがき」の形式になっています。
新キャラの黄縞、小囃子両編集者を引っさげて、相変わらず編集の手玉に取られるつよポン。
今回は、つよポンが編集部に売り上げ増加のために「あとがき」を書くように強いられます。
「あとがき」を望む読者の声が光文社にも沢山届いてる模様です。
しかし、つよぽんは、「そーゆーひとに限って、赤城おろしの本は『あとがき』だけ立ち読みすればいいとか、言いふらしたりするのです。」と言って、「あとがき」を書く事に対して難色を示します。
すると、今度の担当もかなりの猛者で、必ず購入しなくてはならないよう、「あとがき」を袋綴じにするとすると騙り、「あとがき」を書くことを強要します。

またしても、泣く泣く執筆を行うつよポン。
しかし、当然の事ながら「あとがき」は袋綴じになどなっていませんでした。


なんとも、黄金パターンを守っている「あとがき」になっています。
インドの山奥でダイバダッタに師事した小囃子編集者が、これからどれだけ面白いキャラに成長するかが今後の見所になりそうです。

何はともあれ、長年待ち望んだ赤城毅の「あとがき」刊行、非常に喜ばしいことです。
次の作品でも是非「あとがき」を書いて貰いたいものです。




遂に、赤城毅完全復活となりました。