本日観た映画

原作のファンだったので、映画『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』を見てきました。


原作漫画五冊にも及ぶストーリを、たった二時間程度の枠に嵌めるのは無理だろうと思って観にいったのですが、案の定重要なキャラクタや場面がばっさりと切り落とされていました。
スピードワゴンやストレイツォの様に、第二部でも重要な位置を占める人物まで登場しません。
劇場版『戦闘潮流』はこの分だと製作されないような気がします。
ネット上でよく見かける「流石ディオ俺たちに出来ないことをやってのける そこにしびれる 憧れるー」の台詞もありませんでした。


原作を未読の方なら気にならないのかもしれませんが、そもそもこの映画を観にいくのは原作ファンの方ばかりでしょうから、劇場に足を運んだ方は殆どが不満を感じたのではないでしょうか?


ジョースター邸炎上のシーンまでを再現して、もう少し細かいネタも拾った方が良かったのではないかと思います。
そして、興行的に上手くいったら第二段を作るといった具合にして。
スターウォーズ』の三部作以降、第二弾、第三弾作成を前提にした映画作りが多くなっていますので、複数話上映でもファンは納得してくれるでしょう。


絵は綺麗で、動きも中々迫力のあるものでしたので、原作のダイジェストだと割り切って観にいくなら問題は無いでしょう。
逆に、原作の完全再現を望む人は、観にいくと失望するだけでしょう。