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白兎が歌った蜃気楼(薬屋探偵妖綺談) (講談社文庫)

白兎が歌った蜃気楼(薬屋探偵妖綺談) (講談社文庫)

高里椎奈が書く、妖怪の探偵もののシリーズ。
この『薬屋探偵妖綺談』を読んだ後に、水木しげる先生の妖怪画を見ると結構驚きます。


特に「リベザル」のギャップが非常に大きいです。
高里の小説のリベザルは、通常は赤毛のやんちゃな少年に化けていて、その本性は毛の生えた小動物です。
一方、水木しげるの描くところのリベザルは、ダンテの神曲に悪魔として出演しているかのような、醜悪な形になっています。
リベザルファン、特にリベザルを美少年だと思いたいファンの方は、水木しげるの『妖鬼化 世界・特別編』は見ない方が良いと思います。


因みに、Wikipediaの「リベザル」の項目を見る限りでは、どうやら水木のデザインの方が本来のリベザルに近いようです。