『ゲゲゲの鬼太郎』5−5  

今日は、アニメ第五期『ゲゲゲの鬼太郎』第五話「呪われた映画」の放送がありました。
しかし、今回は今ひとつな内容でした。

前回のラストにおいて、衝撃的な登場を果たしたぬらりひょんですが、今回はそれを受けて、ぬらりひょんがまた悪巧みをするのかと思いきや、ぬらりひょんとは全く絡まない展開でした。期待をしていただけに残念です。


そして、作中の鬼太郎の立ち位置も中途半端で、人間を擁護するのか、突き放すのか、最後まではっきりしませんでしたし、敵役の沼御前に対する処遇も、曖昧なままで終わってしまいました。
事件そのものが全く解決せず、非常に後味の悪いお話でした。もう一寸、胸が湧くような展開を見せても良かったのではないでしょうか?


今回で唯一評価できるのは、ウエンツ瑛士位でしょうか?
エンディングでウエンツが答えを言うまで、どの役をウエンツが演じていたのか全く分かりませんでした。
芸能人が話題作りに出るだけなので、きっと突然どうにもならないような下手な演技のキャラが出て来るとばかり思っていましたが、ウエンツの演技が非常に上手く、作品に全くの違和感無く溶け込んでいました。
これなら、冒頭で二言三言話す端役ではなく、今回のメインで活躍した元カメラマンの木村の役を充てても、十分に通じたと思います。

昨日の映画と今日の放送で、私の中のウエンツ株が非常に高騰してしまいました。
どの位上がったかと言うと、『Awaking Emotion 8/5』を買いたくなる位上がっています。



それにしても、一昨日迄は、ウエンツを褒めるようなことを書くとは夢にも思っていませんでした。
映画を見るまでは、昨日は映画の駄目だったところを取り上げて、今日の鬼太郎を絶賛して、矢張り漫画の実写化は駄作にしかならないと書くつもりでしたが、蓋を開けてみると、映画とアニメの評価が逆になっています。
これもひとえに、ウエンツの活躍のお陰でしょう。