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オフィス・ファントム (ノン・ノベル)

赤城毅の新シリーズが祥伝社ノン・ノベルにて開幕しました。
タイトルは『オフィス・ファントム』。つよポン初の現代劇となります。

主に近代を舞台とした小説ばかり書いてきたつよポンが、今回現代劇に手をつけたのはファンとしてとても気になるところですが、それ以上に注目しているのは当然「あとがき」です。

『清貧館の恐怖』にて、晴れて「本当のあとがき」が復活し、『燃える地平線』にも「あとがき」が収録されており、これで今後赤城作品は常に「あとがき」が収録されると安堵していたところ、『書籍狩人』では一変して真面目なあとがきしかなく、ファンとしては今後の「あとがき」事情がどうなるかが最大の心配事でしょう。

しかし、「あとがき」を愛するファンの不安は杞憂に終わりました。今回も目出度く「本当のあとがき」が収録されています。

今回は、ドラえもんをインスパイアした新キャラダボラフ・クゾ(駄法螺吹くぞ)の登場により、あとがきのスケールも宇宙規模にパワーアップ。
宇宙規模の印刷部数に、宇宙規模の収入、宇宙市の美人女優の誘惑に意地汚い赤城おろしつよポンがどの様な対応を魅せるのか？
新シリーズと共に展開を新たにしたつよポンのあとがきが益々冴え渡ります。
赤城毅(のあとがき)ファン必見の一冊です。