本日購入の書籍

私の好きな『陰陽師』と作風が似ているとの評判だったので、同著者の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』の一、二巻を購入しました。
もっとも、作者に言わせると、『陰陽師』よりも『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』の方が先に執筆に取り掛かっていたらしく、『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』が『陰陽師』に似ているのではなく、『陰陽師』が『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』に似ているのだとか。

まあ、両方とも面白ければどちらが先でも私は構いません。


それにしても、この『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』は随分と長い題名ですね。
打つのが面倒なほどです。
もう一寸短く、且つ分かりやすい題名に出来なかったのでしょうか?


Q.E.D.証明終了(27) (講談社コミックス月刊マガジン)

Q.E.D.証明終了(27) (講談社コミックス月刊マガジン)

誌名は失念してしまいましたが、講談社のマガジン系列のどれかで連載中の推理漫画です。


本巻の二話目に収録されている裁判員制度の話「立証責任」がとても秀逸でした。
日本でも遂に導入が決定した裁判員制度(陪審員制度)を主人公の高校生達がシミュレートするお話なのですが、その中での裁判員制度のシステムの説明が非常に分かりやすかったのが印象的です。
裁判員制度があまり良く分からない人は一読した方が良いかもしれません。


作中において、裁判員の判決を下す責任の重さや、感情に流されて誤審してしまう恐れがあることを上手く描いており、たかが漫画と馬鹿に出来ないリアルさです。