本日購入の書籍

月蝕島の魔物 (ミステリーYA!)

月蝕島の魔物 (ミステリーYA!)

発売日に店頭で見掛けた時は、読むつもりも買うつもりも一切無かったのですが、今日サイン本を見掛けてしまった為に、思わず衝動買いをしてしまいました。

元々、ファンと言うほど入れ込んではいませんが、好きな作家さんですので、購入したこと自体には後悔はありません。


地獄めぐりのバスは往く (文春文庫)

地獄めぐりのバスは往く (文春文庫)

本職である「ライトノベル作家」という肩書きを遥か遠くに投げ捨ててしまった中村うさぎのエッセイ。
相も変わらず浪費と借金苦の苦境を書き綴った代物です。
「他人の苦しみは蜜の味」だと思える人意外は楽しめない一冊だと思います。


それにしても、私は彼女のライトノベルを読んだ事が無いので特に気にはしていませんが、旧来のファンは今の中村の活動を見てどう思っていることでしょう。
聞いた話によると、十代の少年少女が主要読者層である「電撃文庫」や「角川スニーカー」文庫において、ブランド物を買い漁って借金で首が回らなくなったとあとがきで書いていたそうです。
もしかすると、昔からのファンも借金と浪費が中村の芸風だと分かっていて、現在の女王様に違和感を感じていないのかもしれません。
私が中村の小説のファンを気にかける必要は無いのかもしれません。


ただ、浪費へ気は兎も角、投げっぱなしのライトノベルの執筆はどうにか欲しいとファンの皆は思っているのではないでしょうか。
どうも、前後編に分かれる小説の前編のみを発表したものの、後編を十年ほど放置しているそうです。
中村うさぎは、アメックスのカードの引き落とし期限より、とっくに締め切りの過ぎた原稿の期日を見つめなおした方が良いでしょう。