『ゲゲゲの鬼太郎』5−73   

ゲゲゲの鬼太郎』第七十三話「妖怪四十七士の謎」の感想です。
今週登場の妖怪は「ひでり神」です。原作においては、売上不振が続く雑誌「妖怪パンツ」に漫画を上梓した妖怪です。五期においては、職業が漫画家から小説家へと変更されいます。連載誌名は明らかになっていませんでしたが、やっぱり「パンツ」なのでしょうか?
ストーリは、基本的に原作のリメイクなのですが、今回は五期の大きなストーリーの分岐点となったため、その割を食らってひでり神はあまり活躍していませんでした。
ねずみ男もひでり神も原作のイメージに近いままに、キャラクターがとてもよく動いていましたので、活躍の場面が少ないのは一寸勿体無かったように思います。
妖怪ひでり神は、元来中国の妖怪で、日本では出現したという話は聞いた事がありません。今回、岐阜に出現したのは、飛騨に住む山父のような山の怪と似た容貌をしていたからなのでしょう。


さて、ストーリの方は今週大きな変換点となっていますね。
五期オリジナル設定の「妖怪四十七士」が登場し始めました。名称は赤穂浪士のパロディなのでしょう。偶然なのか、上手いこと都道府県の数と合致してますね。
今週は、石川県のかわうそ奈良県砂かけ婆徳島県のこなき爺、福岡県のぬりかべ、鹿児島県の一反木綿が確定しました。砂かけ婆、こなき爺、ぬりかべ、一反木綿は一期から鬼太郎ファミリーとして活躍していたから順当だと思いますが、その古参に混じって五期から順レギュラーになったかわうその厚遇ぶりに驚きました。
確かに、五期ではかわうその躍進は目覚しいものがありましたが、砂かけ婆と同列の扱いになるとは思いもしませんでした。矢張り、五期のかわうそは人気があるからでしょうか?


今週からはじまった各都道府県から一体ずつ選抜して、妖怪四十七士を選ぶという企画ですが、面白そうなので私もひとつ各県の代表妖怪を考えてみました。
ゲゲゲの鬼太郎』に登場して盛り上がりそうな妖怪を各都道府県から一体ずつの選出しました。
都道府県の代表妖怪と、選定基準を軽く書きました。四十七体という大ボリュームですので、各妖怪の解説は割愛しています。
選定基準には、私の趣味が多分に入っていますので、異論・反論は大いにあるかと思いますがご容赦ください。


・北海道 コロポックル
蕗の葉の下の小人、コロッポックルさんです。
北海道というより、アイヌの伝承からの選抜といった感じです。
アイヌの伝承の中で、一番メジャーな妖怪ではないかと思っての人選です。


青森県 雪女
伝承があるのは青森だけではないのですが、青森の他の妖怪が今ひとつ代表に選出されるほどの決め手を持っていなかったので雪女にしました。
雪国なら何処でも良かったのですが、一番青森がらしいかなと思って選びました。


岩手県 座敷童子
遠野物語』がある為、日本屈指の激戦区となった岩手県ですが、素直に一番知名度の高い座敷童子を代表に選びました。
この座敷童子は、幸運をもたらす妖怪として有名ですが、伝承を読み返してみると、実際はそうではないと思えてきます。
座敷童子は、裕福な家に出るのではなく、没落する名家から出て行くところを目撃される妖怪ですので、どちらかと言うと家から幸運を持ち去る疫病神のような性格の妖怪のような気がします。
個人的には、寒戸の婆を押したかったのですが、『鬼太郎』らしさを考えると、あまり似合わないと思いやめました。
岩手県は他にも河童、倉ぼっこ、なまはげ等魅力的な妖怪が沢山いますね。


宮城県 否哉(いやみ)
『鬼太郎霊団』のセクハラ妖怪のインパクトが強かったための選出です。
ゲゲゲの鬼太郎』においては、二期の腹踊りみたいないやみの印象が強いですね。
どのエピソードにおいても、あんなオカマみたいな格好して、実は強敵といったギャップが面白いキャラクタでした。


秋田県 吹消婆
四期の美女に化けた話が好きなので、秋田代表になってもらいました。
鼻の下を伸ばすねずみ男と、精神が少し病んでいるように見える吹消婆との掛け合いは最高でした。
妙齢の美女と思いきや、その正体は婆ですから、あの天然ボケは実は加齢による本当のボケなのかも知れません。
三期の鯛焼き屋も話は好きなのですが、あの話で一番魅力あるキャラクタは、婆ではなく女子プロレスラーです。ですから、吹消婆が一番魅力的に見えたのは四期ですね。


山形県 影女
水木先生の『妖鬼化』には、一人暮らしの男の所に現れる妖怪とされています。
アニメでは、二期で鬼太郎と死闘演じていますね。
選出基準は、詳細は伏せますが、某作品の影女がとてつもなく可愛い妖怪だっからです。


福島県 朱の盤
黒塚を代表にしたいところですが、確か『鬼太郎』の作中に出ていなかったと思い、朱の盤にしました。


茨城県 祢々子河童
茨城といえば、小川芋銭の出身という事もあり、河童が有名です。
そこで、五期鬼太郎にも登場した祢々子河童を選びました。利根川に棲む姉御肌の河童さんです。


・栃木県 枕返し
人選に一番困った県のひとつ。兎に角球数が少なく、これだといった妖怪がいませんでした。
仕方がないので、『鬼太郎』の公式サイトにエントリーされている百目、雷獣、枕返しの三妖怪を調べて、その中で一番地域色が濃そうな枕返しを選びました。
ここは、該当者無しでも良いのではないかと思ってしまいました。

群馬県 文福茶釜
群馬県館林市の狸を選びました。
昔話としてかなり有名な部類に入りますよね。


・埼玉県 夜道怪
埼玉県は、個人的には魅力的な妖怪多いのですが、『鬼太郎』の四十七士に選ぶなら、この御坊以外にはありえません。
『鬼太郎』本編を見れば、選出理由の説明は要らないでしょう。
甲子園の特別大会ように代表を複数選べるなら、袖引き小僧やケバタケも選びます。


・千葉県 二口女
千葉といえば、滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』の舞台ですから、作中の玉梓や八房辺りをとも考えたのですが、妖怪とは少し毛色が違うと思いやめました。
そこで、竹原春泉の『絵本百物語』から二口女を選出しました。
五期の『鬼太郎』ではモブキャラと変わらない酷い扱いでしたので、同情票的な意味合いも込めての選出です。
昔話の登場キャラクタとしては、有名な部類に入るのではないかと思います。


・東京都 置いてけ堀
東京代表は豆腐小僧と一旦考えたのですが、あれは完全に創作のキャラクタだからと思い取りやめました。
すると、東京(江戸)で一番有名な妖怪譚は何かと考えたところ、本所七不思議だろうとの結論が出ました。
という訳で、本所七不思議で一番有名であろう、置いてけ堀に決定です。
『鬼太郎』では、三期の本編最終回に出ていましたね。


・神奈川県 一つ目小僧
東京代表が豆腐小僧だったら、ここは同じようなキャラクタが被るのを避けるために箕借り婆にしようか考えましたが、東京代表が置いてけ堀になったため、一つ目小僧としました。
神奈川県では、2月8日と12月8日に現れる妖怪だとされています。


新潟県 団三郎狸
佐渡の狸の親分にして、日本三大狸の一匹、団三郎狸が新潟代表です。
『鬼太郎』だと、何故か四国の八百八狸の一員に組み込まれています。
五期での登場があるならば、その辺りの訂正をお願いしたいです。


富山県 ふらり火
富山代表は、一・三期では毛羽毛現の空飛ぶ自家用車として登場のふらり火です。
残念なことに五期では、毛羽毛現とセットで出てきませんでした。
今後登場してくれると、期待しての選定です。


・石川県 かわうそ
本編にて確定済みです。
ここは進化妖怪かぶそを選びたかったのです。


福井県 人魚
福井県といえば若狭。若狭といえば原発ゴジラ、人魚と相場は決まっています。
ここは迷うことなく人魚に決定です。


山梨県 白蔵主
『鬼太郎』に登場する白山坊のモデルと思われる狐です。
白山坊が好きなので、山梨代表は白蔵主にしました。


・長野県 ヤカンヅル
『鬼太郎』的には、長野代表はヤカンヅルが妥当でしょう。
悪魔ブエル攻略には欠かせない強力な助っ人ですからね。


岐阜県 覚
遣ろか水にしたいところなのですが、姿が見えないようなものを選ぶのはどうかと思いやめました。
となると、山岳地帯の多い岐阜県ですから、山の中の怪異を選ぶのが妥当かと思い覚にしました。


静岡県 狒々
信濃の光前寺の犬、早太郎に退治された狒々妖怪です。
この手の異類婚姻譚は他の地域にもあるので、静岡代表にするのは少々おかしい気もしましたがあえて選びました。
妖怪に嫁入りするエピソードが好きなものですから、半ば無理やりの選出です。
あと狒々とは全く関係ないのですが、公式サイトには、舞首が神奈川にエントリーされています。舞首は伊豆に出る妖怪なので、静岡出身とするのが妥当だと思います。


・愛知県 山姥
愛知県は球数が少なくて人選に困りました。なにしろ狐や憑き物、山の怪位しか選択肢がないのですからね。
愛知県はイメージ的には山の妖怪を選出するべきだと思いこれにました。
岐阜で覚を選んでいますので、性別が違う方が良いと思い婆にしています。


三重県 一目連
三重県は、多度神社の神さま一目連にしました。台風の象徴ですね。
三重は、一目連かトモカヅキどちらにしようか迷いましたが、字面の格好よさから一目連にしました。


滋賀県 大百足
滋賀代表は、俵藤太が琵琶湖で退治した大百足です。俵藤太が好きなので選んでしまいました。
『鬼太郎』の作中にも何度か登場している強敵ですね。
個人的には、アニメ三期のシーサー初登場の回のイメージが強いです。


京都府 鵺
京都は長い間首都があり、古くから文化の中心だっただけあり、選択肢の幅が非常に多くて選ぶのに悩みました。
その中でも、最も古く、最も有名な鵺を選択しました。悩んだ割りに、妥当な結論になってしまいました。


大阪府 茨木童子
酒呑童子の家来で、大阪府茨木市出身の茨木童子が代表です。
頼光四天王の一人、渡辺綱と一条戻り橋で戦ったから京都の妖怪のような気もしますが、茨木と名が付くので茨木市の妖怪と考え大阪代表にしました。


兵庫県 長壁姫
姫路城の天守閣に棲むとされる妖怪ですね。
兵庫代表は芝右衛門狸とも考えたのですが、狸は四国だろうと思い、ここは長壁姫にしました。


奈良県 砂かけ婆
本編にて確定済み。
鬼太郎ファミリーの一員ですから、文句がある筈がありません。


和歌山県 一本ダタラ
独眼独脚の山怪一本ダタラです。
個人的に、非常に好きな妖怪になるので選んで見ました。
五期では、色違いの雪入道が出ていますが、そのことにより一本ダタラの出番なくなってしまったのではないかと心配しています。
私は、四期の腹ペコ一本ダタラが一番好きです。


鳥取県 呼子
鬼太郎ファミリーの一員なので選びました。
影がとても薄いので、今後の活躍を期待しての意味も込めての選出です。
七人ミサキの時の様な活躍を定期的にしてくれないものですかね。


島根県 化鯨
四期の化鯨が好きなので選んでみました。あの骨だけのデザインが凄く素敵です。
因みに、水木先生は紙芝居を描いていた頃に化鯨の話に取り掛かったものの、急な高熱に倒れて制作を断念したそうです。
だからなのか、原作には化鯨の話はありません。


岡山県 釜鳴
吉備津神社の鳴釜神事からきた妖怪ということで、岡山県代表にしました。
個人的には、何故か岡山が最大の激戦区でした。
対抗馬は、温羅、スネコスリ、納戸婆がいたのですが、『鬼太郎』らしさを考えて釜鳴を選びました。
もし個人的な趣味のみで選んだなら、温羅、スネコスリ、納戸婆のいずれかになるでしょうが、どの妖怪も甲乙付けがたいほど好きなので選ぶのに難儀しそうです。


広島県 山ン本五郎左衛門
三次を舞台とした物語『稲生物怪録』に登場する魔王様です。
他にぱっとした候補がなかったので選びました。
他の候補は、『新編・ゲゲゲの鬼太郎』に登場する逆さ首くらいでした。魔王とその手下では、魔王に軍配が上がるのは当然でしょう。
稲生物怪録』に登場する妖怪にもっと名前の付いたものが多ければ結果は違ったかもしれません。
隣の岡山は個人的には物凄い激戦区だったのに、何故か広島はこれといったものがありませんでした。この差は一体何なのでしょうか?


山口県 あやかし
海上に出る怪火の方ではなく、蛇のような外見をした方の妖怪です。
『鬼太郎』では、三期の劇場版に出ていましたね。
結構好きなので、五期でも登場して欲しいものです。


徳島県 子啼き爺
本編にて確定済み。


香川県 足まがり
狸妖怪足まがりを香川代表に推します。
名前が差別的と捉えられてしまった為、二期以降はこの妖怪は登場していません。
「まがり」とは方言で「まとわりつく」の意味なので、本来は差別的な要素は全くありません。
しかし、多くの人はそこまで考慮することなく、字面だけで判断するようで、差別的な名前として考えてしまうようです。
確かに、誰かを傷つけるようなものならば避けてるべきだと思いますが、何でもかんでも規制すれば良いという訳ではありません。
安易な言葉狩りが行われるような昨今の風潮を憂慮して、ここはひとつ足まがり先生のご出馬をと思い選びました。


愛媛県 隠神刑部
愛媛代表は、八百八狸の総大将、隠神刑部です。
四国は狸王国なので、四国に狸が多くなるのは必然ですね。
四国は全て狸にしようかとも思ったのですが、それでは面白みにかけると考え、四国の狸は二体のみにしました。


高知県 七人ミサキ
高知代表は、行逢神の七人ミサキです。各県から代表一人のはずですが、七人います。
七人いますが、セットで一人としてカウントするから大丈夫ですよね。
もし駄目なら、ヒダル神に差し替えます。


・福岡県 塗壁
本編において決定していて、選択の余地無しです。


佐賀県 化け猫
佐賀は鍋島の化け猫が一番有名だと思います。
何しろ、日本三大怪猫伝の筆頭ですからね。
最近は見ませんが、一昔前は怪談ブームがあった様で、多くの鍋島猫怪談の映画があります。
人気があり、知名度のある演目だったようです。


長崎県 磯女
磯女は九州全域に出るようなので、長崎代表とするのはどうかとも思いましたが、他にはアマビコと磯撫で位しか思い浮かばなかったため、磯女にしました。
アマビコも磯撫でも長崎独特というより、九州全般に伝わっているようです。
基本的に、九州の妖怪は九州全域に伝わっているので、各県毎のこれといった代表を選ぶのが難しいです。


熊本県 アマビエ
公式サイトでは、アマビエは熊本県でエントリーされていたので選びました。
『鬼太郎』の中に登場することを考えると、これ以外はないでしょう。


大分県 件
予言をしてすぐ死ぬ牛妖怪が大分代表です。
かつて別府の八幡地獄には、件の剥製があったからということで選びました。
現在は、剥製そのものは無くなって写真しか残っていないとか。
大分の件の存在は、現地で販売しているポストカードにその名残を留めるのみらしいです。


・宮崎県 ヒョウズンボ
九州といえば河童のメッカですから、九州で一体も河童を選出しないわけにはいきません。
というわけで、宮崎は河童のヒョウズンボを代表にします。


・鹿児島県 一反木綿
一反木綿以外はなかとです。


沖縄県 アカマタ
沖縄妖怪ではシーサーが一番好きなのですが、五期での活躍具合を見るならば、沖縄代表はアカマタ以外は無いだろうと考えてこうしました。
沖縄は、他にもキジムナーやザンといった本土では見られない独特の名前や特徴を持った妖怪がいて面白いです。


四十七士選んでおいてから言うのもなんですが、都道府県ごとに選出するのは無理があるのではないかと思いました。
選出するに当たって、特定の場所に出没すると伝承のある妖怪は問題ないのですが、ある程度広い地域に話が伝わっているものはそうはいかないと思いました。
特に、複数の都道府県にまたがって出没する妖怪の扱いに困りました。
例えば、九州全域は河童が多く、四国には狸だらけ。中部地方は山の怪異が多くいましたが、この妖怪はこの県と特定するのは難しいです。
また、名称が違うだけで特徴が同じ、逆に同じ名前で性質が違うといったものが多く居ました。同じ妖怪として扱うのか、別妖怪にするべきか判断が付きませんでした。
そして、地域ごとの格差が凄かったです。江戸時代に「野暮と化け物は箱根より先」なんて言葉がありましたが、今回選定してて、寧ろ化け物は江戸より手前と上方より向こうといった感じがしました。
中部地方は本当に少ない。妖怪自体はそれなりに数がありましたが、その県のみの独特のものというと、一寸すぐには見つからないんですよ。
実際にフィールドワークをしたり、郷土の資料を当たればそれなりに出てくるとは思うのですが、手持ちの書籍やネットを軽く漁っただけでは、その土地ならではといった決め手になるようなオリジナリティがある妖怪は見つかりませんでした。
逆に、沢山いる場所は物凄く多かったりします。これは京都の様な歴史が古く、多くのフィクションを排出している場所を除くと、実際の各土地ごとの伝承の数の差ではないと思います。
水木先生が妖怪千体説を唱えたように、人間が認識できる物事には限界があります。その数が千なのかというと、一寸根拠が無いように感じますが。
同じ日本なのですから、感覚的には東北も関東も近畿も四国も中国も九州もそれ程差異は無いでしょう。物事を認識するバリエーションは限界がありますから、多分詳細に調べたら、各都道府県でそんなに差異は無いような気がします。
では、何故地方ごとに大きな差が出るかというと、その土地の郷土史家の活動の成果によるのではないかと思います。妖怪研究を熱心にする好事家が居ると事は怪異が多く生息して、好事家が居ないと妖怪伝承が仮にあったとしても日の目を見ないのではないでしょうか?
例えば、佐々木喜善の語った『遠野物語』の様なものがあるかどうかで、妖怪の数はぐっと変わるように思います。
岩手以外においても、佐々木喜善の様な人が居れば、きっと妖怪の数は激変することでしょう。

私としては、都道府県というカテゴリーではなく、もっと別の区分をするべきではないかと思います。
考えてみれば、お上が決めた行政区分で、地域の特色を分けようとするようなものですから、無理が出ますよね。
まあ、学術的にカテゴリー分けするのではなく、エンターテイメントでの企画なので、適当に楽しめれば良いのでしょう。
正しく調べて分けるのではなく、作品が盛り上がるかどうかの方が肝要ですからね。