『魍魎の匣』2   

魍魎の匣』第二話「狸惑わしの事」の感想です。
冒頭の「久保竣公遺作」は、軽いネタばれ気味な気がしますが、原作を未読の方はどう思っているのでしょうか?
第二話になって漸く「京極堂シリーズ」レギュラー陣の木場や関口達が話の中心になって来ました。矢張り、関口がワトソンのポジションに居ると安心できます。
一方、頼子は他人の視線から見ると、とても痛いキャラ以外の何者でも無いですね。頼子視点で見ていると倒錯的、幻想的な雰囲気が出ていて好きですが、木場視点から見ると鬱陶しくとても好きにはなれません。


中禅寺敦子はボーイッシュな感じな服装は想像通りですが、思った以上に幼い感じがしたのが以外でした。敦子に関しては、実写版の方が原作の雰囲気を再現出来ているように感じます。目が大きすぎるのが一番の問題点なのかと思います。
美波絹子は、過去の映画出演作の棒っぷりが良かったですね。いかにも新人らしい演技といった感じでした。院内での態度とのギャップがとても大きくて印象に残っています。


そして、今週は原作第一作目の『姑獲鳥の夏』の話が少し出てきました。アニメしか見ていない人は何だかさっぱりでしょうから、これからどうフォローしていくかが見ものです。