『魍魎の匣』３

『魍魎の匣』第三話「羽化登仙の事」の感想です。
今回は、御筥様が登場しましたが、結構私が持っているイメージに近くてよかったと思います。反閇が結構様になっていました。

小説で読むんだ時は気が付かなかった列車転落事件の真相解明のための伏線が分かったのが少し嬉しかったりしました。推理小説は、先を知っていると面白さが半減すると言いますが、意外とそうでもないような気がしました。
テレビアニメ版は、劇場版より、ストーリの重要ポイントを上手く拾ってストーリを構築しているように感じます。
小説、それもあれだけの分量を忠実に映像化するのは先ず不可能なので、何処か不要な部分を切り捨てて、逆に作品を盛り上げる要素を挿入するといった作業は避けて通れないことだと思います。
このアニメ版においては、そこが上手く機能していると感じます。作品の雰囲気が非常に京極作品の世界観に近いものを感じます。
この後、京極堂の長台詞を何処まで再現できるかが楽しみです。