『魍魎の匣』4   

忙しすぎて、録画している『魍魎の匣』が中々見れませんでした。
魍魎の匣』第四話「火車の事」の感想です。
今回は、連続バラバラ事件の遺棄された手足の描写がとても素晴らしかったです。
石垣の中や、通路の間といった所は原作の描写にもありましたが、私が持っていたイメージよりもよりインパクトがある形で表現されていて驚きました。特に、地蔵(庚申や道祖神かも)の中に収められていたのは、見ていて凄い発想をしたものだと感心してしまいました。
また、加奈子の手足だけが歩き出す場面、失われた手足を機械で補う場面は、今後の展開の伏線を表現すると共に、現時点の加奈子の心理を上手く表現していたと思いました。
このアニメ版『魍魎の匣』は、人物の描写は一寸物足りなく感じるやイメージと違う事が多々ありますが、心理描写と時代や背景の部分は十二分に満足のいくものになっていると感じます。
原作の文章を上手く映像として表現していますので、シナリオを一切排除してイメージクリップにでもした方が良いのではとも考えてしまいました。


一方、人物はどうかというと、青木が格好良過ぎるのが納得が行かないものがあります。
青木は、もう一寸抜けた感じの人物像だと思います。少なくとも、美形・イケメンと表現する事が出来るような容貌では駄目でしょう。
次週は遂に超探偵榎木津が登場です。予告を見る限りでは原作のイメージを大きく逸脱してはいませんので、期待しても良いかと思っています。