『魍魎の匣』12     

魍魎の匣』第十二話「脳髄の事」の感想です。
今回は、初っ端から京極夏彦の声が聞こえて大爆笑でした。
過去の自作、及び『鬼太郎』シリーズにおいて必ず声の出演をしていましたので、絶対に出てくるだろうと思っていましたが、まさか関口巽の『眩暈』の黒衣の死神役とは予想だにしていませんでした。
そして、中盤で「御行奉為」と言っていて登場します、それも御丁寧に鉦の音と共に。そこで再度爆笑。それは又一の台詞でしょうに。

本編も佳境に入り、凄く引き込まれるストーリになっているのですが、その重厚なストーリが吹っ飛ぶくらいに、この一連のファンサービスには参りました。
何だか分からない方は、原作小説の『魍魎の匣』及び『巷説百物語』を読むと分かります。


次回予告のタイトルから察するに、来週は最終回なのでしょう。
とても素敵な作品でしたので、終わるのが勿体無く思えてきます。
是非、このクオリティで『姑獲鳥の夏』そして、『狂骨の夢』と続編を作って欲しいところです。