想定内です。(但し本人を除く)

ライブドア堀江社長証取法違反容疑で逮捕されたそうです。
まあ、実際に法に触れることをしていたのなら、お縄になって当然なので、逮捕されること自体に(誤認等でなければ)特に言うことはありません。
現行の法に則った裁きを受け、檻の中で反省して貰うのは当然でしょう。


しかし、それを取材するマスコミ陣営の姿勢はどうにかならないものでしょうか。
昨日の堀江社長のブログを見ると、かなり凄いことが書いてありました。
堀江社長の携帯電話(多分、社用のものだと思います)に、半ば脅迫めいたテレビ出演依頼の電話をかけてきたとありますが、テレビ関係者に社会常識やモラル、道徳観といったものは無いのでしょうか?
まあ、そのような良識の欠片も無いからこそ、品の無い虚偽と捏造に溢れた番組ばかり(特にワイドショーとニュース)を配信しているのでしょう。
社長の携帯電話に直接電話をかけるだけでもマナー違反だと思うのですが、事前に放送で告知しているからという理由で出演を迫るなど言語道断です。
普通、出演者にブッキングして、スケジュールを立ててから、今回のケースならば堀江社長のテレビ出演の告知をするのが常識でしょう。


テレビ番組の内容を見ていると、まっとうな人が作った様な番組構成には見えないことが多々あるので、テレビ関係者も碌でもない人間が多いのでは無いのかと思っていましたが、ここまで酷いものだとは思いませんでした。
現在のテレビ番組は、視聴率至上主義(換言すると拝金主義と言ってしまっても良いでしょう)に毒され、数字の盗れる番組なら手段を選ばないと言う噂話を聞きます。
上記のエピソードを見ると、納得してしまいました。


現在のマスメディアは、テレビに限らず新聞や雑誌などでも、大なり小なりこういった傾向の報道体制を取っているように思えます。
勿論、事件や犯罪を報道するのは大切なことです。法や道徳に照らし合わせて、そこからはみでる事を行った者を報道し、一般に知らしめることは充分に意義のあることです。
但し、そこに恣意や虚偽の報道があってはなりません。
正しく、道徳に沿った報道をして貰いたいものです。