本日観た映画

ナルニア国物語 VOL.1 第1章 ライオンと魔女 [DVD]

ナルニア国物語 VOL.1 第1章 ライオンと魔女 [DVD]

ナルニア国物語』を見て参りました。
五十年以上前の小説が原作で、ずっと映像化は不可能だと言われており、昨今のVFX技術の向上により、漸く映画化したとのこと。『指輪物語』と同じような経緯を辿っているようですね。


見た感想としましては、良くも悪くもハリウッド映画といった感じ。兎に角主人公達四兄弟の行動に終始腹が立ったというのが一番の印象です。
四兄弟全員が自己中心的な正確で、直ぐに不平不満を漏らし、他人に責任を擦り付けようとする姿勢が噴飯ものでした。
まあ、十代の子供が行き成り異世界で生命の危機に晒されれば取り乱すのは当然でしょうが、なにも四人全員を癇癪持ちにしなくても良いのではと思います。


そんなキャラクタ達が主役ですので、ストーリーも今ひとつでした。
もう少し、異世界で少年少女が活躍するヒロイックファンタジー的な内容になると思ったのですが、少々盛り上がりに欠けたように思います。まあ、第二部へと続く筈ですので、きっと第二部以降に見せ場(特に大規模な戦争シーン)が有るのでしょう。


個人的な意見としましては、映像美位しか見所が無いような気がします。
神話や伝説に出る怪物を上手くCG(特殊メイク?)で表現していました。この辺りの技術は、日本では(予算的な意味も含めて)絶対に再現できないでしょう。
フォーンやケンタウロスミノタウロスといった怪物を映像で見たい方には、一見の価値はあると思います。
と言うか、これ以外を目的に見に行く方はあまり居ないのでは?



ところでこの映画、人気が無いのでしょうか?
私が今日行った映画館では、春休みの土曜日だと言うのに、観客が十人位しか居ませんでした。
単に売り上げが悪い映画館だったのでしょうか?