本日購入の書籍

柄刀一の『天才・龍之介がゆく!』シリーズの文庫最新刊ですが、今回から表紙イラストが変わってしまいました。
前作まではライトノベル作品でよく表紙を飾っている緒方剛志が手掛けていましたが、今回からは別の人になってしまった模様です。
新書版の最新刊でも緒方氏が書いていましたので、何故このような交代劇になったのか疑問です。


元々、小説の内容とイラストがしっくり来るとはとても言えなかったので、イラストレータ交代して今回の表紙イラスト自体は然程不満には思わないのですが、どうせ交代するなら文庫の第一作目から交代してもらいたかったです。
シリーズ途中で表紙のイラストが変わると、どうも尻の据わりが悪くなります。

小説は中の文章だけでなく、表紙イラストやレイアウト、紙質に至るまで、本を作る上での全ての要素を含めて一つの作品だと思っています。
そして、シリーズものなら一巻から完結巻までが一つの作品だと思います。シリーズ中の一つのタイトルだけを見て、そのタイトルに見合った絵を表紙に起用するという考え方もあるかとは思いますが、可能な限りシリーズ全体を通しての整合性を考えての出版をして欲しいものです。



ですので、私個人としては、今回のイラストレーター交代はあまり歓迎できるものではありません。