『ゲゲゲの鬼太郎』5−23   

ゲゲゲの鬼太郎』の第5期、第23話「美食家!?さざえ鬼」の感想です。


今回登場の妖怪はさざえ鬼。
鬼太郎の妖力を狙って、鬼太郎一家を罠に嵌めようとします。
今回の話も原作に準拠した内容になっており、原作同様に鬼太郎がさざえ鬼に食べられてしまうものの、毛穴から脱出を果たしての逆転劇となっております。
五期においては、「牛鬼」「釜鳴り」の話と並ぶ、原作の再現度が最も高い回となっていました。
原作と全く同じ内容にするのが必ずしも良い事とは限りませんが、原作ファンとしては、原作に沿った内容の方が安心して見られるので、個人的には原作よりの方が好きです。(アニメオリジナルの話でも好きなものはありますが。)


そして、今回最も笑ったのは、ラストで鬼太郎がお中元で大量貰ったそうめんを飽きずに食べる生活の知恵を語る場面でしょう。
鬼太郎が、そうめんに「ごはんですよ」を入れて食べると中々いけると語った直後に、例の桃屋の「ごはんですよ」のCMが入っていました。これはもう、CMも含めて一つの作品として成り立っていると言っても良いでしょう。
多分、DVD等のソフト化されたものにはCMがカットされて収録されているでしょうから、テレビ放送を見逃すと二度とお目に掛かれない稀有な演出を見た事になりますね。