本日購入の書籍

ほしの竜一の『ゲゲゲの鬼太郎』です。
児童漫画であることを考慮するならそれ程悪い作品では無いと思いますが、矢張り、水木先生の本家とは比べ物になりません。
また何処かで水木先生の手による『鬼太郎』がはじまらないものでしょうか?

怪奇宴 幻の巻 (シリウスKC)

怪奇宴 幻の巻 (シリウスKC)

多田克己目当てに購入したのですが、巻頭カラーの四頁しかなく期待を大きく裏切られてしまいました。
その四頁にしても、十箇所の名所を取り上げてはいますが、それも地図と簡単な紹介文だけという、充実しているとは言い難い内容です。
名所案内なら、せめて一所を一頁位充てて、詳細なレポートをして欲しいものです。

公主帰還 (中公文庫)

公主帰還 (中公文庫)

井上裕美子の中国歴史小説です。
この人は、中国の歴史を題材にした小説を女性ならではの表現で書くのが非常に素晴らしいと思います。
中国の歴史小説というと、どうしても『三国志』の様な合戦物を想像してしまいますが、彼女はそれ以外の部分、特に歴史の表舞台に先ず出てこない女性を題材にとっています。
そこがあまり他ではお目に掛かれないので、新鮮に感じるのか、非常に読んでいて興味深く感じます。