本日観た映画

スーパーマン リターンズ 特別版 [DVD]
映画『スーパーマン リターンズ』を見ました。
主役のスーパーマンが兎に角凄かったですね。
私は『スーパーマン』シリーズを見るのが初めてでしたので知らなかったのですが、てっきり悪の怪人とスーパーマンが戦うお話だとばかり思っていましたが、そうではなかったのですね。
確かに悪役は登場していますが、能力的にはあくまで普通の人間であり、姦計を用いてスーパーマンを苦しめますが、人外の力を持ってしての超常バトルアクションはありませんでした。
バトル物というよりか、正義のヒーローの便利屋的活動記録になっています。いや、便利屋より国際救助隊のほうが近いかな?


見所は、ハリウッド映画ですのでその映像の迫力にあります。
個人的には、オープニングの宇宙空間の映像が素晴らしいと思いました。宇宙空間に漂う惑星や恒星、衛星が出てくるだけですが、その作りこみと見せ方が非常に上手いと思いました。特に、アステロイドベルトの隕石群をよくもあそこまで細かく再現したものだと感心しました。
先ず間違いなくCGで作っていると思いますが、現代の持てるCG技術の粋を結集して作ったような美しいムービーでした。個人的には、映画での一番の見所はオープニングのクレジットですね。
映画本編は、別にDVD化されても購入はしませんが、このオープニングだけで販売されたら、値段にもよりますが買ってしまうかも知れません。


ストーリーについては、どうでもいいのであまりコメントはしません。
ただ一言いうと、ヒーローの葛藤の下りは『スパイダーマン2』と若干被っていて、且つ『スパイダーマン2』ほど掘り下げた描写が無かったので、もう一寸見せ方を上手く出来たのではないかと思います。


映像の迫力だけなら、今期見た中で一番見栄えがありました。
私はハリウッド映画を見るときは、映像の派手な演出のみを目的として観にいきますので、そういった意味では期待通り、否期待以上の出来栄えで満足してます。
特に、スーパーマン(超人)がどの位人を超越した存在であるかを、解説無しで映像のみで魅せているのは凄いの一言に尽きます。
生身で大気圏を行き来したり、墜落するジャンボジェットを止めたり、ガトリングガンを胸で受け止めたり、眼球に撃ち込まれた銃弾を弾いたり、果ては隆起した新大陸を地殻から切り離して宇宙空間へと運んだりとスーパーの名に恥じない能力でした。
私の知る限り、ここまでスーパーなヒーローは見たことがありません。


特撮ヒーロー物(VFXですので特撮といって良いのか疑問がありますが)の最高峰の一つではないかと思います。



ところで、この『スーパーマンリターンズ』のクレジットを見て気が付いたのですが、『スーパーマン』ってマーベルコミックスではなかったのですね。
私はずっとマーベルコミックだと思っていましたが、DCコミックスのヒーローだった模様です。
もっとも、『スーパーマン』がDCコミックス出身だったどころか、DCコミックスの存在すら知りませんでしたが。

私はアメコミではマーベルしか知らなかったものですから、アメリカンコミックはマーベルしかないものとばかり思っていました。
しかし、実態は兎も角、法制上では独占禁止を謳っている自由の国アメリカですから、日本の様に群雄割拠とまでは行かないでしょうが、いくつかの出版社が漫画を刊行していと考えるのが当然でしょう。
思い込によって、思考の幅が狭くなっていたようです。